行政書士登録

行政書士で開業するには、まず何はなくとも、行政書士登録をする必要があります。

行政書士試験に合格した段階では、まだ行政書士ではありません。


開業するためには、行政書士登録をしなければならないのですが、この行政書士登録をするためには開業しなくてはいけません。


何のこっちゃという感じですが、行政書士というのは他の士業と違い、登録をするためには開業しなければならず登録=開業ということになってしまうのです。


ただし行政書士法人の社員という方法もあります。

しかし、この社員というのは所謂従業員のことではなく法人の構成員なので結局は開業するということとかわりません。


行政書士試験に合格し、有資格者になったものの実際に行政書士登録をされている方が少ないのは、この行政書士登録=開業という制度のハードルが高いということも少なくないのではないでしょうか。

行政書士登録の仕方

では、行政書士開業の決断をし、行政書士登録をするにはどうしたらいいのでしょうか。


行政書士の登録をするには、まず事務所を決めなくてはいけません。



この事務所というのは、会社設立でいう本店所在地のようなもので日本行政書士連合会、都道府県の行政書士会に届出する業務を行う本拠地のことです。


事務所を設ける場所は、行政書士業務を行う地域ということになりますので、東京で業務を行うのに大阪に事務所を置くことはできません。


次に必要なのが事務所の電話です。


自宅の電話をそのまま事務所用として登録する方法もありますが、当然行政書士の仕事の電話もかかってくるわけですから、できれば独立した回線がよいでしょう。


現在は、光電話やISDNなどのサービスで1つの回線で電話番号を複数もつことができるサービスなどもありますので、自宅の電話回線にサブ番号をもたせ事務所用に使用するというのが、開業費用を節約する方法のひとつでもあるかと思います。

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