行政書士受験体験記1

私が開業を決意したのは今から数年前、ドラマやマンガなどで行政書士の知名度が少しだけあがってきた頃でした。

元々単なる営業マンであった私ですが、いつか独立したいと考えていました。

しかし、何の資格も技術もお金もない中年オヤジが簡単に独立できるわけでもなく日々悶々としておりました。

そんなとき、ひょんなことからある司法書士の先生とお知り合いになり、その方とお話をしているうちに士業の資格をとって開業するのはどうだろうと思い始めました。

早速、本やネットで調べてみると司法書士はかなり難しいということがわかりました。

司法書士になるには、独学では困難なため資格予備校に通う必要があるように思いましたし、 何より帰宅時間や休日が不規則な自分にとって司法書士試験に合格するだけの勉強時間を確保するのはちょっとムリです。

そんなことを考えながら、色々調べるうちに行政書士の資格に目が留まりました。

もともと法律が好きだった私は、司法書士と考えたわけですが、同じ法律系の資格でもう少し難易度が低い行政書士という資格があることに気がついたのです。

行政書士なら好きな法律の勉強ができる。またこれくらいの難易度なら今の仕事を続けながら受験することも可能だ。

元々、独立開業が主であったわけですから、正直なところわたしにとって司法書士と行政書士にあまり大差もありませんでした。

よし、行政書士で行こう!

季節はようやく冬が終わり少しづつ暖かくなってきた頃でした。

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